カネボウ化粧品は2011年4月15日付プレスリリースで、サフランの香りがストレスを緩和し、心を安定させ、さらに女性ホルモンの分泌を高めることを確認したと発表しています。
奈良教育大学との共同研究による成果で、サフランの香りの女性に対する作用、特にPMS(月経前症候群)に対する効用にスポットをあて検証しています。
今回、PMS症状を日常的に感じている奈良教育大学の女子学生47人を対象に実験を実施。サフランの香りを嗅いだグループでは、女性ホルモンの一つエストラジオールの値が増加。また、副腎皮質ホルモンの一つでストレス指標としても知られるコルチゾールの値が減少したといいます。
今回の研究により、サフランの香りには、PMS症状を抑えるなど優れた生理・心理学的効用があることが明らかにされています。また、PMSの原因の一つに、女性ホルモンの乱れが考えられており、今回の研究がそれを裏付けるものになりそうです。
▼出典
プレスリリース(PDF)